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【れんげ舎にあるモノ③】コレジャナイロボ

れんげ舎にあるモノを紹介するコラムです。たかがモノ、されどモノ。そのモノが選ばれたのには、それぞれストーリーがあります。そんな小さなストーリーを紹介していけたらと思います。今回も代表の長田が担当します。

コレジャナイってはっきり言おう

コロナで大騒ぎになる少し前のある日、僕は突然コレジャナイロボが欲しくなりました。

存在は知っていたのですが、明らかにネタ商品っていう感じですし、別に欲しいと思ったことはありませんでした。でも、なぜか無性に欲しくなり、「買ってきてれんげ舎のデスクに置きたい」と思いました。

ちなみに、コレジャナイロボのコンセプトは下記のような感じです。

「欲しかったのはこれじゃなーい!!」プレゼントを開けた子供から発せられる悲痛の叫び。楽しいはずのクリスマスが突如、修羅場に。こんな経験ありますか?できれば避けたいものです。

コレジャナイロボ公式サイトより)

仕事が忙しくお金も入ってくるけど…

当時の僕は(れんげ舎は)、とても忙しくしていました。売上も増えていきました。やっぱりお金が入ってくるのって嬉しいです。生活も変わりますし、自信もついてきます。

嫌々やるような仕事はひとつもありませんでした。信じてもらえないかもしれませんが、どの仕事も楽しみでした。でも、無料でもやりたいような仕事は本当に僅かでした。それでは、お金のために働いているのと同じだと思いました。僕のなかには、気付かぬうちに「コレジャナイ感」が募っていました。

僕のコレジャナイ感の正体は、「圧倒的な物足りなさ」でした。方向性もいい、内容も間違っていない、でもいくらなんでもこれじゃ物足りない──そんな風に感じていました。

コレジャナイって言っていいんだよ

コレジャナイロボを買って帰り、デスクの上に置いてみました。

そしたら、なんだか顔がやさしいんです。ちょっとかわいいんです。コレジャナイと言われる側の哀愁も漂わせつつ、「コレジャナイって言っていいんだよ」と言ってくれている気がしました。

「コレジャナイって言っていいんだよ」

コレジャナイロボを見ながら、僕は「残りの人生、ど直球投げたい」としみじみ思いました。ど直球への欲望を自覚したのです。

れんげ舎のメンバーにも、自分が気付いたコレジャナイ感について話しました。そして、よく話し合いました。れんげ舎は、組織としても覚悟を決めましたし、一人ひとりも覚悟を決めました。私たち、そういう組織なんです。

正直、コレジャナイロボがなくても同じ道を辿ったと思います。でも、なんだかやさしくて楽しい感じの道のりになったのは、コレジャナイロボのおかげのようにも思えます。

日常のコレジャナイ感は自分らしく生きるためのヒント

日常で抱える違和感・もやもや・コレジャナイ感──それらは、自分だけが感じるもの、自分の身体が出すアラートです。そこには「良い、悪い」も「正しい、間違え」もなく、ただ「自分らしいか、そうでないか」があるだけです。

そこを大事に扱えば、自分らしく生きるための道が拓けます。

ちなみに…。

コレジャナイロボは、神田にあるAssistOnというお店で買いました。店員さんが奥から何体か在庫を出してくれて、「一体一体違うんですよ、ほら、この目の感じが…」みたいな感じで接客してくれて、買うこと自体がすごく楽しかったです。なんか、良い思い出です。

ちなみに、「コレジャナイロボの敵」というのも売っています。コレジャナイロボを見ていると不思議とガンダムを思い出しますが、敵をみるとなぜかザクを思い出します。楽しいので、ぜひ現物をチェックしてみてくださいね。

手前はコレジャナイロボ・ボールペン!


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