見出し画像

久々の居酒屋で「忘れていた大切なこと」を取り戻した

あけましておめでとうございます。れんげ舎note編集長の志摩です。

「何年ぶり?」と思えるくらい、緊急事態宣言下じゃない年末年始が久し振りに感じられました。年末から飲食店も通常営業となり、かつて会議後に普通に通っていた馴染みの居酒屋にも久し振りに行けました。仕事のあとのビールって最高ですね!

今回は、久しぶりに訪れた居酒屋で、忘れかけていた大切なことを取り戻せた話です。

「必要なこと」以外を話す必要

お店が営業していない間も、れんげ舎メンバーとは事務所で飲んだり食べたりしていました。ニューノーマルな感じです。

でも、会議後の遅めの時間帯から、自分たちで調理をするのは面倒な時もあり「みんなで食事する」という何気ない機会は、気付いたらだいぶ減っていました。

メンバーとは会議で顔を合わせているし、コミュニケーション不足は感じていませんでした。れんげ舎には、「陰口は御法度、何でも会議の場に出してその場で決着をつける」という文化があり、相手への文句みたいなのも会議の場で直接本人に伝えています。それで十分と言えば十分です。

でもある日、「必要」と思っていること以外の「ちょっとした感じたことや出来事」をあまり話していないことに気付きました。

忘れていた感覚が蘇る

緊急事態宣言中は「不要不急」という言葉が飛び交いましたが、必要か不必要かを軸に頭で考えても、そこを見極めるのは難しいと思うんです。

居酒屋での飲み会は不必要に分類されていたし、自分自身も「居酒屋で楽しく飲む感覚」を忘れていたので、わざわざ外に飲みに行かなくても別に平気でした。

でも久しぶりに居酒屋でのんびり飲んでいると、仕事では話しきれなかったことが仲間と話せたり、楽しいという感覚だけでなく、気軽な場での気軽な話から生まれたアイデアがたくさんあったことも思い出しました。

居酒屋で飲みながら楽しく話していると、代表の長田がよく「しまさん、いまのメモして!」とよく言っていました。そのメモから、私たちは多くの価値ある場が生み出されてきたのに、すっかり忘れていました。

「普通」に組み込まれた我慢・不満

緊急事態宣言の期間、私自身が感じていたのは、喪失感よりも解放感でした。在宅勤務で通勤しなくていいし(私は都心の商社でも働いていて、電車通勤でした)、付き合いの飲み会もありません。会いたい人とだけ会えて快適でした。

その快適さを感じながらそれまでの「普通の生活」を見つめてみると、私の「普通」の中には、「我慢」や「不満」が組み込まれていたことに気付きました。れんげ舎ではずっと「日常を変える」ことにこだわってやってきたのに、自分の「普通」のなかにある「変えたい」を見過ごしていたことに気付きました。

「普通」にはもちろん慣れているわけですが、慣れていることは「肯定する」理由にはなりません。

いまこそ「新しい日常」をつくるとき!

「何げない日常こそ特別」みたいなことって、ちょっと素敵な感じで言われたりもするけれど、いかにもなビジュアルがくっついていたりすると、逆にちょっと引いちゃいます。理由もなく現状を肯定しているように聞こえることがあるからです。

かつての私の「普通の生活=日常生活」には、「我慢」や「不満」が隠れていました。それに気づけたことを無駄にせず、新しいものにしていきます。私にとってのアフターコロナは、日常は「取り戻す」のではなく「新しくする」ことだとはっきりしました。

何もしないとどんどん忘れていくこうした「感覚」を保つために、れんげ舎ではまた新しい場をつくっていきます。noteでもどんどん発信していきます。今年もれんげ舎公式noteをよろしくお願いいたします。


活動に興味を持ってくださったら、代表・おさだのメルマガ『冒険と灯台』をご購読ください。