【れんげ舎にあるモノ①】Paper Server
れんげ舎にあるモノを紹介するコラムを始めます。たかがモノ、されどモノ。そのモノが選ばれたのには、それぞれストーリーがあります。そんな小さなストーリーを紹介していけたらと思います。初回は代表の長田が担当します。
れんげ舎はだいぶ前からほぼペーパーレス。環境への配慮というより、多拠点での活動スタイルにマッチするので、そうしています。と言いつつなのですが、れんげ舎の会議机には、上の写真のようなPaper Serverが置かれています。A4用紙を入れておくための器です。
A4用紙は思考の道具
話し合いをしていて、話の構造が複雑になってくると、大抵ビジュアルが欲しくなります。ファシリテーショングラフィックはわれわれにはおおげさなので、A4用紙に「それってこういうこと?」と図やイラストを描きます。
このPaper Serverは、そんなA4用紙専用の「置き場」です。
ちょっとだけ、意味が分からないでしょう…?
そんなの必要なの? と思う人の方が多いと思うんです。
でも、このPaper ServerがA4用紙を美しく整えて鎮座してくれているだけで、ちょっとしたやりとりがすごくやりやすくなりました!
僕は図にして考えたり説明したりする方なので、いつでも使えるA4用紙が机の上に整えられていると嬉しいです。MacもiPadも大型モニタもあるけれど、紙にさらさらっと何か書いて「こういうこと?」と共有するこのスピード感は、思考するスピードを邪魔しません。
机にA4用紙の定位置をつくった理由
「わかるけど、そのためだけに…? それがないとダメなの?」
と思う人も多いはず。たかがA4用紙を置くだけですからね(笑)。
もちろんダメじゃありません。
でも、私たちは会議の場をものすごく大切にしています。会議の場は主戦場であり、居場所であり、価値の源泉です。だから、そこでのひらめきを共有したり発展させたりすることを、この上なく重要視しています。
尊重されるべきアイデアを粗末に扱えば、可能性を手放すことになります。そこにいる人々が存分に力を発揮できる場があるからこそ、創造された現実があります。
ちなみに、常にゼロベースで考えたいので、ここには裏紙ではなく、新しいA4用紙を置いています。
書いた人:長田英史(れんげ舎代表)
twitter stand.fm *下記が自己紹介記事です。