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自分から「本当に思ったこと」を言う #myしゅぎょう

れんげ舎の中川です。

れんげ舎では、「自分らしく在ること」と「他者とつながること」の両立を追求する取り組みを、ストイックかつカッジュアルにしゅぎょうと呼んでいます。定められたしゅぎょうというものはなく、それぞれが自分で決めて勝手にやっています。

この【myしゅぎょうシリーズ】では、れんげ舎メンバーが普段の仕事・生活やれんげ舎の事業で取り組んでいる「myしゅぎょう」を紹介していきます。

初回は、わたくし中川のmyしゅぎょう「本当に思ったことは自分から言う」をご紹介します。

やっぱり本音を言うのは難しい

以前の私にとって、「本当に思ったことを言うこと」は、出来たらいいけど難しいことでした。

例えば、仕事のやりとりで「本当に思ったこと」を言い合えていない場面に出くわします。不自然に黙り込んでいる人がいたり、パソコンやスマホを急にチェックする人が出てきたり、サインが色々現れます。

以前の私は、こんな場面に出くわすと「分析モード」に入ってしまっていたのです。

「なぜみんなは黙っているのだろう?」
「何か悪いことしたかな? あのこと?」
「なぜみんなは思ったことを言わないのかな?」

周りを気にしてばかり。自問自答です。

途中で力尽きて、モヤモヤしながら帰り、数日少し考えるけどしばらくすると忘れ、また同じような場面に出くわす…というループに陥っていました。

その場ではなんとかしようと一所懸命に分析しているのですが、目の前の現実は変わりません。「本当に思ったこと」を言えたらいいけど、難しいと考えていました。

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「本当に思ったことを言う」のは目的じゃなく前提

そんなとき、れんげ舎の場づくりの考え方に触れて、「本当に思ったこと」を言うのは目的ではなく前提なのだと知りました。

最初に聞いた時は「あれ? 本当に思ったことを言い合うのが大事なんじゃないの?」と思ったのですが、自分に置き換えてみて気付きました。

私は、本当に思ったことを言い合いたいわけじゃなく、その先に行きたいのだ」

その先とは、本当に思ったことを言い合える関係になった上で、楽しく話したり仕事の話をきちんとしたり出来る状態のことです。必要なのは、誰かがまず本当に思ったことを言うことであり、その誰かとは「本当に思ったことを言ってない」と感じた私自身だったのです。

具体的にどんな「しゅぎょう」をしているのか?

具体的にやっていることは、会議や会話などをしていて「あれ?」と感じた時点で、

「みんな黙ってなんか変な感じがするけど、どうかした? もし何か気になることあったり話したいことがあるなら話してみてよ」

と口にすることです。
しゅぎょうの合図は「分析モードに入ろうとしている自分」を見つけた時です。油断するとすぐ考えることに頼り「分析モード」に入ってしまう私にとって、わかりやすい合図です。

目の前の出来事に違和感やひっかりがあっても、「分析モード」に入らずに、自分の違和感やひっかかりを口にする。こうすることで、自分の世界に入りこみすぎず、自分の世界と目の前の現実をきちんと繋げられます。

しゅぎょうの成果は?

自分なりにこのしゅぎょうを始めて、「分析して原因を特定しなければ!」という考えからだいぶ解放されました。目の前に起きていることに集中でき、今自分が何を感じ考えているのかに、目を向けやすくなりました。

もちろん、自分が本当に思ったことを言うからといって、全ての場がうまくいくわけではありません。でも、良い場を作るために「まずは自分から!」と考えると気合が入るし、たとえ厳しい場でも「どうにか打開できるのではないか」と希望を捨てずにいられます。

中川馨(なかがわかおる)
2017年にれんげ舎加入。子どもの活動から始まり、場づくり支援を経て、近年は経営全般にかかわる。全国的なNPO組織である日本NPOセンターで働きながら、れんげ舎にも全力投球。天性のいじられキャラ…。
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