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代表・長田英史のnote

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「場づくり®」を通して新しい生き方・コミュニティを創る仕事をしてきた長田英史のnoteから、自分らしく生きたい人を励ます選りすぐりの記事をまとめています。
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#生き方開発lab

嘘っぽい希望より絶望を 前に進みたければ絶望力が必要です

世の中で「希望」とされているものの多くは、かなり嘘っぽい。 家族だったり、仕事だったり、お金だったり、「希望」と言われてきたそれらは、今では拭いがたい嘘っぽさをまとっている。 SDGsのコンセプトには文句のつけようがないのに、パッケージ化されたとたん嘘っぽくなった。SDGsのピンバッジをつけている人とか、「誰ひとり取り残さない」なんて平気で言っちゃう人に接すると、「嘘っぽいな〜」と思う。狭量な僕の、つまらない偏見かもしれないけれど。 もしそんな嘘っぽい「希望」を内側に侵入

僕が「宗教づくり」を始めた理由─オルタナティヴ宗教の可能性

企画会議をしていて、「宗教づくり」というアイデアが出てきた瞬間、声を上げて笑いました。僕がその言葉を口にすると、他のメンバーも「何それ!」と楽しそうに笑いました。宗教づくりだなんて意味不明だし、明らかにヤバすぎるのに、わくわくする冒険が始まる幸せな予感に充ちていました。 設立27年目のNPOです僕が代表をしているれんげ舎というNPOは、活動を開始して27年目に入りました。学生の頃、子どもの居場所づくりや大人が自分らしく居られるコミュニティづくりをしていて、卒業後は就職せずに

何に根ざして生きるのか?「自分らしく」を新しくする─「生き方開発lab」のコンセプト

「あなたは何に根ざして生きていますか?」 この問いは、「生き方開発lab」にとって大切なものです。あなたの生き方の「土台」となるものは、何ですか? 常識や社会通念に根ざした生き方常識や社会通念と言われるものがあります。明文化はされていないけれど、多くの人がその範囲で生きようとし、また他の人にもその範囲で生きることを求めます。 もし、地面に「常識」という名前のついた地層があるとしたら、オフィスビルや商業施設、住宅は、そこに根ざして建設されていると言えるのではないでしょうか。