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代表・長田英史のnote

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「場づくり®」を通して新しい生き方・コミュニティを創る仕事をしてきた長田英史のnoteから、自分らしく生きたい人を励ます選りすぐりの記事をまとめています。
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#れんげ舎

何に根ざして生きるのか?「自分らしく」を新しくする─「生き方開発lab」のコンセプト

「あなたは何に根ざして生きていますか?」 この問いは、「生き方開発lab」にとって大切なものです。あなたの生き方の「土台」となるものは、何ですか? 常識や社会通念に根ざした生き方常識や社会通念と言われるものがあります。明文化はされていないけれど、多くの人がその範囲で生きようとし、また他の人にもその範囲で生きることを求めます。 もし、地面に「常識」という名前のついた地層があるとしたら、オフィスビルや商業施設、住宅は、そこに根ざして建設されていると言えるのではないでしょうか。

コロナ慣れ日本で 「何事もなかったふり」は危険すぎる

コロナ慣れの日本。昼も夜も人が溢れる街にいると、まるでコロナ前に戻ったみたいな錯覚に襲われます。でも、それは錯覚。世界は非可逆的な変化を遂げました。変化には、楽しい側面もありますが、辛く苦しい側面もあります。「何事もなかったふり」をして無理をすると、心身を損ないます。この難しい時期をどう過ごせばいいのか、整理してみました。 表面は戻っても、中身は戻らないいま、都心には人が溢れています。先日、ゴールデンウィークの原宿駅を通ったらすごい人出で、まるでコロナ前に戻ったかのようでし

分かってもらう努力をやめる

自分のやりたいこと、やっていることの意味や価値を、誰かに分かってもらいたい──そんな風に思うとしたら、それはとても自然なことだと思います。分かってもらえたら、やっぱり嬉しいですよね。でも、分かってもらえない場合に「分かってもらう努力」をすべきかというと、必ずしもそうではないようです。 分かってくれる人と仕事をしたら?僕の尊敬する先生で、ある大学の教授のK先生という方がいらっしゃいます。れんげ舎がいまやっている事業分野に進出しようとしている頃で、お酒を飲みながら、そのことにつ

他者がいるから自分らしくなれる

気を遣うことの多い外から家に帰ってきて、服を着替えて一息ついて、自分らしさを取り戻す──そんな経験は誰しもあるのではないでしょうか。僕にもありますが、あるところで「他者がいるから自分らしくなれる」と言っていた人がいて、本当にその通りだと思いました。 その場がほっと出来るかどうかは人間関係で決まる「他者がいるから自分らしくなれる」という言葉を聞かせてくれたのは、僕が講師をした「場づくり」の連続講座の受講生の方でした。本当にそうだな…と思いました。 「場づくり」では、場所と場

常識の壁は「自分の中」にあった

自分らしく生きようとすると「常識の壁」にぶち当たることがあります。お前はそうしたいのかもしれないが、世の中そうはいかないぞ──そんな壁が立ちはだかることがあります。 はじめのうち、常識は「社会の中」にあると感じていました。でも、途中から、むしろ「自分の中」にあるように思えてきました。 「夜に集まりたい!」と言い出す子どもたちれんげ舎ではずっと子どもたちのための活動の場をつくっています。宿泊行事もけっこうやりますが、日常的な活動は小学校でやっています。 朝集まって、夕方解散

メリー苦しみます? クリスマスも自分らしく

クリスマスの予定を尋ねられて「仕事です」と答えると、「クリスマスなのに大変ですね!」と言われました。いつも通りに仕事していても「大変ですね」と言われてしまうクリスマス。クリスマスらしく過ごすことよりも、自分らしく過ごしたいと思います。 日程調整から外されがちなクリスマス12月の日程調整をしていると、こんなことがよくあります。 「じゃ、年内に一度ミーティングしましょう」 「ですね! 12月22日以降でどこがいいですか?」 「28日だとお休み入っちゃう人もいるかな?」 「26

2021年個人的流行語大賞は「stand.fm」に決定!

れんげ舎主宰のnoteサークル「じぶん綴り方」で、12月のお題として「個人的3大ニュース or 個人的流行語大賞」というのが出ました。3大ニュースはぱっと思い浮かばなかったけれど、個人的流行語大賞はすぐに決定しました。 個人的流行語大賞は「stand.fm」に決定!僕の個人的流行語大賞は、間違えなく「stand.fm」です。 stand.fmは、誰でもラジオ番組を配信できる音声プラットフォーム。プロの話し手だけでなく、一般の人が気軽に音声配信が出来て、コメント欄ではテキス

自分に嘘をつかず生きた人の言葉が照らしてくれたこの道

人はみんなそれぞれの道を行くけれど、自分に嘘をつかずに生きようとする人の道は、どこかでつながっている──そう僕は信じている。なぜなら、先を行く人が遺した「言葉」が、闇のなかでも進む道を照らしてくれたから。 おかげさまで、れんげ舎は25周年を迎えました。ここまで来られたのは、多くの皆様に支えていただいたお陰です。本当にありがとうございます。弱く無力だった僕が道に迷わず進めたのは、いくつかの「言葉」が進む道を照らしてくれたからでした。 それがどんな「言葉」なのか、その「言葉」

書くことで前に進める!「じぶん綴り方」を始めるよ

この秋から、れんげ舎で「じぶん綴り方」というサークル活動を始めます(「綴り方」とは「作文」のこと)。自分自身について語り(書き)、良い聞き手がそれを聞き(読み)ます。相互に書き合い、読み合います。 シンプルだけど、「よい聞き手に向けて語る場」は、自分を取り戻し、新しい自分を知るためには最高の機会です。 「大人の進路説明会」を開いた話僕が講師をしている「場づくりクラス」の過去受講生を対象に「大人の進路説明会」という集まりを開いています。 学生向けに開かれる「進路説明会」は、

子どものように感じ取り大人として行動せよ

れんげ舎代表の長田英史です。きょうはれんげ舎の社訓といいますか、行動指針といいますか、社内で大切にしている言葉を紹介します。なぜ、こうした行動指針が生まれたかというと、社会にフィットすることは大事だけれど、自分らしさを犠牲にしては意味がないからです。 (*)れんげ舎では、社訓や行動指針をみんなで作ります。僕は対外的には代表者ですが、内部では他の人と同等の権限しか持っていません。れんげ舎は設立以来25年間、ずっとフラット型の組織です。大事なことは全員で話し合って決めています。

【自己紹介】どこにも居場所がなかった僕が「場づくり」を仕事にするまで

こんにちは、長田英史です。 僕はれんげ舎というNPO法人の代表をしています。「場づくり®」をキーワードに、新しい生き方・働き方・暮らし方・コミュニティを創造する仕事を、25年間やっています。1972年神奈川県茅ヶ崎市生まれ、この分野のパイオニア的な立場です。 帰国子女でもないのに日本の「普通」がことごとく合わず、どこにいても「居場所がない」と感じていた僕が、いまなぜこんな仕事をしているのか。日本の「常識」の外側でどうやってサバイバルしてきたのか。そんなことをお話したいと思