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照明でモードチェンジ! 同じ場所でも光で変わる【れんげ舎にあるモノ⑦】

れんげ舎にあるモノを紹介するコラムです。たかがモノ、されどモノ。そのモノが選ばれたのには、それぞれストーリーがあります。そんな小さなストーリーを紹介していけたらと思います。今回は志摩が担当します。

気分を変えてくれる照明たち

れんげ舎には照明器具がたくさんあります。
私はあまり照明にこだわりはなかったのですが、空間づくりに照明って大事なのね…と気付きました。

一部をご紹介します。

まずは、メインルーム。会議をしたり作業をしたり、入り口から一番最初に見える大きな部屋です。ここには色の変わる照明が設置されています。

グラデーションですごい数の色に変化できます

色が変わると空気も変わる! 決断を必要とするような、エネルギーを使う会議できりっとした後に、ちょっと疲れたしご飯でも食べようか…みたいな時、照明の色が変わるだけで、場もスイッチが切り替わります。

意識が高揚してる時って、なかなか切り替えが難しいんですが、色が助けてくれることもあります。会議モード、くつろぎモード、パーティモード──同じ場所なのに、どれも良い感じです。

押し入れ上の訳の分からないスペース…

そして次が押し入れの上にある棚の照明です。押し入れの上に戸のない棚があるのですが、奥行があって収納力はあるものの、奥は暗くて取り出しづらいし、なにをいれたらいいのやら…。内見のときにも「ここ何?」と思ったところです。

戸がないと目隠しもできないので、物を置くとごちゃつくし、目立つ場所で困っていました。

そんな時、代表の長田が「ここに照明を入れよう」と言い出しました(長田はこういうの上手いのです)。私は全然イメージできなかったのですが、なんでもテープ状のLEDライトを棚の天井に貼り、昼は天窓から日光が入るみたいな感じで広く感じるはずだと…。

作業中のわたくし(左)とプラ段を買ってきたいえのみ(右)

そして、光を透過する素材の蓋が必要になり(低予算で!)、メンバーが探してきたのが、半透明のプラ段。ホームセンターで激安です。しかもサイズにカットしてくれます。試行錯誤しながら貼り付けました。

夜はこんな感じ…

「不自由」に気付くこと

部屋で1人で作業をしていると、部屋が暗いのに気付かない事があります。入ってきた誰かが「なんか暗くない?」と照明を付けてくれると、明るくて作業がすごくしやすくなり、「わ、ほんとだ! 暗かったんだ!」となります。

我慢していたつもりはないけれど、どこか快適さを真っ直ぐに求めきれない自分がいると感じました。

思えば、私、道具ってついつい買い渋ってしまうのです。「あると便利そう」と思うのに、「今なんとかなっているなら要らないや!」と考えてしまいます。「結局邪魔になるかも」なんて思ったり。

そうやって、小さな我慢の積み重ねが、不自由さを「普通」にしてしまうのだなと思いました。

もちろん、道具にしても失敗することもありますし、予想通り無駄になることもあります。それでも、小さなことと思えても、日常で少しづつ挑戦をしていかないと、自覚なく我慢し続ける人生になってしまうなと思います。

色や配置でこんなにも空間や気分を変えてくれる照明、どんな照明があるといいかなと考えることは、その場所でどう過ごしたいかを考えることにも繋がり、照明ってなかなか深くて楽しい道具だということを知りました。

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