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ありのままの自分をそのまま伝える #myしゅぎょう【いえのみ③】

子育てをしながら、自分らしく暮らすことも諦めない──初めての子育てに挑戦しながら、そんな思いで暮らしています。自分らしく生きるための日々の実践の様子をお届けしています。今回は一人で抱え込まなくていいことに気づいたことについて、お話させていただこうと思います。

仕事と子育ての切り替えは難しい

プライベートで何かあっても、仕事に支障がないように気持ちを切り替える。仕事で嫌なことがあっても家庭には持ち帰らない。

今までずっとそうしてきたのに、子育てを始めてからはとても難しく感じています。

まず、場所を移動して気持ちを切り替えるということができません。それに、子どもが起きている間は目が離せず、寝ている間に仕事をしようと思っても急に起きてしまったり…。明確な「自分だけの時間」がなくなり、集中して取り組むことができないからです。

仕事が終わらず追い詰められる

私の家には、れんげ舎のメンバーが定期的に子どもの面倒を見に来てくれます。私はその間にれんげ舎の仕事が出来ます。相談してみんなが協力してくれて出来たこのシステムに、すごく励まされ支えられています。

でも先日、いつも来てくれるメンバーが、急に2日ほど来られなくなりました。あいにく子どもも私も体調がいまひとつで、子どもも機嫌が悪く泣いたりぐずったり…。家族も仕事でワンオペ育児が続き、気持ちがどんどん落ち込んで、以前のような追い詰められたような感覚に逆戻りしました。

私は、どうしてすぐこんな風に大変になってしまうんだろう…。
家族にも仲間にも助けてもらっているのに。
1人でやっている人はきっともっといるのに。

ちょっと体調が悪いから何もできなくなるなんて、自分はなんて弱くて役に立たない人間なんだろう──そんな思いに囚われました。

「大変なんです」の一言を伝え助けられた

翌朝目が覚めると、「今日も1人で乗り切らないといけないのか…」という気持ちが襲ってきて、途方にくれました。

去年までの私は、多少体調が悪くてもへっちゃらで仕事をしていました。当時との落差を痛感しましたが、その現実を受け入れてみると、「れんげ舎では、いつだって仲間どうし、お互いが大変な時には話したり助け合ったりしてきた」ということを思い出しました。

でも、他のメンバーも忙しい中でがんばっているし…そう考えると、連絡することに躊躇しました。気持ちが揺れ始めると「仕事と直接関係のないことだし…」みたいな、れんげ舎らしからぬ考えまで浮かんできます。

でも、それも含めて、そのまま伝えればいいんだ。
まずは状況だけでも伝えよう──私はやっとそう思い、slack(れんげ舎で使っているチャットツール)で仲間に連絡を取りました。

一度連絡を取ると、その後はあっという間でした。

近くに住んでいるメンバーが「よければ家で一緒に仕事をしよう」と返事をくれて、すぐ出かけていきました。おかげで気持ちを話したり仕事をしたり出来て、気持ちがとても楽になりました。

とにかく声に出すことから

大変なときや忙しい時こそ、コミュニケーションをとるのはすごく大事。れんげ舎で普段繰り返し言い合っていることなのですが、その大切さを痛感しました。

いろいろ考える前に、困っていることや難しいと思っていることを、そのまま声に出すこと。私にとっては、そこがポイントでした。そのときのありのままの自分を認められるので、それだけでも心が少し軽くなります。

その上で相手とやりとりをすると、思いつかなかったような解決策やアイディアが浮かび、目の前の現実が変化します。こんなに励みと自信になることはありませんよね。

チームで取り組んでいることを忘れずに、抱え込まずに声に出すことを、これからも続けていきます。


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