事務所の模型【れんげ舎にあるモノ⑥】
私たちさえいれば大丈夫
れんげ舎は、引越しの多い団体です。
その時々の活動や感じに合わせて、「拠点を移そうか!」と決めたら、割と短期決戦で動きます。内見をし始めたら、遅かれ速かれ引っ越します。
私はれんげ舎で活動を始めて7年になりますが、その間になんと5回も引越し(あるいは拠点を増やすこと)をしていました。
思い返せば、はじめてれんげ舎の事務所を訪れた時も引越ししたばかりで、当時の新事務所での引越しパーティーの時でした。
地域にこだわらず「自分たちの活動をしやすい場所はどこか」という基準で決めるので、引越しといっても「いよいよこの事務所とお別れだ…」みたいな淋しさはあまりなく、「ここではやりきったな」という感じでさくっと移ります。
一箇所に根を張るのも素敵だけど、大切なのは人。私たちは、私たちさえいればどこででもれんげ舎という場をつくれます。
事務所を使うイメージが大事
そんなわけで、引っ越しをするときは、いつも何かしらよくしたい、やりやすくしたいという目的があります。新しい場所というだけで私はテンションが上がりますが、場所が変わっただけでそう簡単にいろいろ解決するわけではありません。
そこで、仕事をしたり活動したりしていく、具体的なイメージが必要です(長田はよく、画像ではなく動画でイメージしろと言っています)。
この部屋はどんな風に使うといいだろう、どんな人たちが集まるだろうと、いろいろとイメージしながら置く家具や機材を考えるわけですが、その時に便利なのが模型です。
単純に私がミニチュア好きということもあるのですが、これが作りはじめると再現されるのがすごく楽しいんですよ…!
引越しというイベントに惑わされずに活動する
だいぶ前、手持ちの什器が入るのか分からず、会議中に折り紙的な感覚でざっくり作ってみたところ、「意外といい!」ということになり、引越しのたびに私が作ってます。
縮尺を合わせるために、割と大変で時間のかかる作業です。とはいえ、家具を配置するために、サイズ感や雰囲気をみるだけのものなので、そこまでのクオリティは求められてないのですが、ついつい細かく作り込んでしまいます…。
これがあることで、ミニチュアを動かしながらレイアウト会議が出来ますし、什器を揃えるのにも役立ちます。何より、鮮明にイメージが出来ます。そして、引っ越しが終わるといつもこう思います。
「あ、ここ見たことある…!」
今回も大きな変形の会議テーブルや、75インチの大きなモニターなど、問題なく配置でき、引っ越し当日の夜に、そのテーブルを囲んで夕飯を食べました。
新しい場所ってわくわくするけれど、それに酔っていると時間を無駄にします。短期で「やりきるぞ!」という心構えが大切だと思っています。