もやし丼、組織の歯車、平等への疑問を語る!
れんげ舎の代表・長田英史のラジオ番組『ことばの灯台』を聴いたメンバーたちが、それぞれに気持ちを揺さぶられた回を語り合います。
毎月1回、その月の放送からそれぞれが1本を選んで、自分のエピソードも交えながら、思ったことを語っています。
◆10月放送分のプレイバックはこちらからどうぞ
◆11月放送分のプレイバックはこちらからどうぞ
◆12月放送分のプレイバックはこちらからどうぞ
追い詰められるとアイデアが生まれる
しま:さて、そろそろおなじみになってまいりました「プレイバックことばの灯台」。さっそく1月の「ことばの灯台」31本の中から、気になる放送を選んで語っていただきましょう。小山さん、どうぞ!
小山:私は「ないから生まれた物語~もやし丼の思い出」です。もやし丼の誕生エピソードがすごく気になって選びました。
中川:料理ネタが好きですよね(笑)
小山:母親がやっていた飲食店の人気メニューが「和風ピラフ」といって、当時お金がなくて残り物で生み出したメニューだったんです。まさに、今回の放送と同じパターンでした。
しま:それ、食べてみたい・・・!
小山:追い詰められると新しいアイデアって生まれるっていう話、よくある話だと思うんです。でも、肩の力がふっと抜けた時にそういうことができるのは「相応の経験」があるからじゃないかと。
おく:確かに、ふだん料理をしない人には思いつかないですよね。
小山:日頃からやってるからこそ自分の感覚みたいなものがあって、火事場の馬鹿力が出るんでしょうね。これ、本気で言っているのですが、日頃から「一生懸命生きる!」ということをもやし丼から学びましたよ。
組織の歯車でいいの?
しま:さて、次はおくDです。
おく:私は「仕事を尋ねられて「営業です」みたいに答えるの変じゃない?」です。もう、本当に「それ、私!」と思いました。私の話でした(笑)。入社当初、私の目的は生活費を稼ぐことだったので、それが達成できるのなら、会社の歯車だろうが別に何でもよかったんです。
中川:それが変化してきたんですか?
おく:れんげ舎でも仕事を担うようになってから、変わったんです。れんげ舎では全員で物事を決めるので、みんなで会議や作業をするじゃないですか。自分の担当している一部分だけじゃダメだよな…と気付いたんです。
小山:従業員が組織の全体像を把握すべきと考えるかは、組織のタイプで色々ありそうですね。
おく:知らないうちに自分がやりたくないことに加担すのは嫌なので、全体を知らずに「組織の歯車でもOK」と割り切るのは、私にはきついと思いました。
しま:「割り切ってます」って口に出している人って、本当は割り切れていないのかもしれないですよね。
「とりあえず平等!」は失敗のはじまり
しま:では、最後は中川さんです!
中川:私は「みんなに同じものをあげればいいわけじゃない」です。
仕事で毎年開催している報告会で、全員に同じお茶を配っていたんですが、ある年、全部違う種類で用意したんです。
しま:ほう、そりゃ楽しい!
中川:受付で「好きなの取ってください」ってやったら、思いのほか盛りあがったんです。それまでは、失敗したくないから、文句は出ないけど、誰も満足しない、みたいな無難なお茶を選んでいました。
小山:とりあえず平等にしておけばクレームは出にくいですからね。
おく:私は放送を聴いて、自分が大勢の子どもたちのためのパンを買う役割だったら、正直、全部同じ種類を買いそうだなと思ったんです。子ども達のことあまり知らないし、平等にしといた方が争いは起きなさそうだから。
小山:わかるけど、それって平等なのかな?値段や大きさを揃えればみんな同じともいえるけど、子どもたちの年齢や体の大きさも考慮すると、本当にパン1個ずつって平等なの?って話にもなるよね。
中川:どんな相手、どんな場なのか知らなかったり感じ取ったりしてないと無難に平等を選んでしまうかもしれないです。この時はちょっと盛り上げたいなと考えていたし、相手のことをよく知ってたからできたなと思いました。
しま:誰のために行動するかですよね。怒られないため、ってなっちゃうと、自分のためですもんね。今回はここまでです。おつかれさまでした!